「棚田オーナー活動」報告(田植え)
富山市八尾町下乗嶺地内
みのり棚田の学校(田植え)
令和元年5月5日(日)
富山市八尾町にある「日本の棚田百選」に選ばれている「みのり棚田」を舞台に住民らでつくる実行委員会(城越昇 委員長)が主催する春の農作業体験が、富山市八尾町下乗嶺地内で開催されました。青空の下、家族連れ27人(大人17名、子供7名、幼児3名)が立山連峰を望む美しい棚田で、景色を楽しみながら昔からの農作業体験をしました。
開校式で森川慶一学校長から、すばらしい自然に包まれた棚田でかつ、肥沃な土壌と水の恵みから収穫されるおいしい作物を楽しみに体験を楽しんで下さいと挨拶があり、続いて梅田富山市農業振興課長から歓迎と激励の挨拶がありました。その後、子供たちと昔ながらの農機具を使って苗を植える目印を付けたり、大人も素足になって泥の感触を楽しみながら苗の手植え作業を体験しました。手植え作業後、田植機の乗車体験による田植えや、畑へ移動してサツマイモとカボチャの苗の植付け作業を行いました。昼食は青空の下、地元の皆さんと一緒にバーベキューをしながら親睦を深めました。
参加者は9月に稲刈りや収穫体験を予定しています。
『みんなで農作業の日』in五箇山
「世界遺産・五箇山棚田オーナー事業」“田植え作業”
令和元年5月19日(日)
世界遺産に登録されている南砺市の相倉合掌造り集落(平地域)にて、棚田オーナーや世界遺産・五箇山棚田コーリャク隊など約160名が参加し田植え作業を行いました。例年、『みんなで農作業の日』in五箇山実行委員会の主催で行われており、今年は県内6組、金沢大学1組や、筑波大学1組、愛知県3組など県内外から計11組のオーナーとなりました。
快晴で絶好の田植え日よりの中、17区画・約2000平方メートルの広さの棚田に早生品種の「てんたかく」の田植え作業をスムーズに行うことができました。初めて体験する枠転がしや裸足での作業など皆さん和やかな内に田植えを行い、作業終了後には、恒例の記念撮影をした後、五箇山なべや牛乳・パンをおいしくいただき、盛況のうちに閉会しました。
氷見市長坂地区
氷見市棚田オーナー事業(田植え)
令和元年5月25日(土)
「日本の棚田100選」に認定されている氷見市長坂地区で、取り組みから21年目となる棚田オーナー事業の田植え作業が開催され、今年も県外7組、県内9組、計16組の棚田オーナーが参加されました。
開会式では、藤井長坂区長、林氷見市長の挨拶の後、20年間オーナーを続けている氷見市ロータリークラブと山本さんの2組に『栄誉村民証』を、10年間オーナーを続けている山岡さんに『村民証』が贈られました。その後、田植え作業について、地元の男衆「椿衆」の解説と、女衆「姫椿衆」らの実演による指導を受けてから、参加者は各オーナー田で田植えを行いました。晴天の中、田植え作業が行われ、参加者は裸足で田んぼに入れている足を取られるなど楽しく田植え作業が行われました。また、オーナー制度の調査で名城大農学部の平児慎太郎准教授と学生5名も田植えに参加されました。
作業後は棚田最上部の高台で、長坂産のはさ掛け米で作ったおにぎりと竹の子のみそ汁が振る舞わられました。残念ながら立山連邦はかすんで見えませんでしたが、最上部からの眺めは素晴らしく、清々しい気持ちの中で終えることができました。