「棚田オーナー活動」報告(田植え)
『みんなで農作業の日』in五箇山
「世界遺産・五箇山棚田オーナー事業」“田植え作業”
平成28年5月22日(日)
世界遺産に登録されている南砺市の相倉合掌造り集落(平地域)にて、棚田オーナーや世界遺産・五箇山棚田コーリャク隊など約90名が参加し田植え作業を行いました。『みんなで農作業の日』in五箇山実行委員会の主催で、今年は県内8組、県外からは茨城県1組、愛知県3組の計14組のオーナー(内参加は10組)となりました。
好天に見舞われ、17区画・約2000平方メートルの広さの棚田に早生品種の「てんたかく」の田植え作業をスムーズに行うことができました。
次々と訪れる観光客らがギャラリーとなり、脚光を浴びながらの田植えとなりました。外国からの観光客ももの珍しく、シャッターチャンスとばかりにカメラを構えておられました。
参加者の中には小さな子も多く、笑い声、泣き声、泥まみれと、とても賑やかな田植え作業となり、作業終了後には、恒例の記念撮影をした後、豚汁や牛乳・パンをおいしくいただき、盛況のうちに閉会しました。
氷見市長坂『氷見市棚田オーナー事業』長坂地区
『氷見市棚田オーナー事業(田植え)』 長坂地区
平成28年5月28日(土)
「日本の棚田100選」に認定されている氷見市長坂地区で、取り組みから18年目となる棚田オーナー事業の田植え作業が開催され、今年も東京や神奈川、京都、愛知など県内外から21組の棚田オーナーが家族やグループで、また、市内の外国語指導助手(ALT)や一般の参加者など約200人が参加されました。今年からは、地域おこし協力隊が地区に参入され、他にも新しいグループの参加や、また、「農のある暮らしがしたい」と希望する参加者もあり、今後の活躍や新たな地域振興が期待されています。
開会式では、木和田長坂区長、本川氷見市長の挨拶の後、10年間オーナーを続けている2組に『村民証』が贈られました。その後、田植えの作業について、地元の男衆「椿衆」の解説と、女衆「姫椿衆」らの実演による指導を受けてから、参加者は各オーナー田で田植えを行いました。
あいにくの曇り空で、富山湾や立山連峰を眺めることは叶いませんでしたが、むしろ田植えにはちょうど良い気象となり、泥に触れ水田に足を取られ皆さんと談笑しながらコシヒカリの苗の田植え作業を楽しみました。
作業後、棚田最上部の高台で、長坂産のはさ掛け米で作ったおにぎりと竹の子のみそ汁が振る舞わられました。この後、秋にはオーナーによる稲刈り・はさ掛けが予定されています。