「棚田オーナー活動」報告(稲刈り・はさがけ)

平成28年度『みんなで農作業の日』in五箇山 秋編

「世界遺産・五箇山棚田オーナー事業」“稲刈り作業”

平成28年9月17日(土)
 世界遺産に登録されている南砺市平地域の相倉合掌造り集落で、棚田オーナー10組(県内5組、愛知3組、静岡1組、茨城1組)60名や世界遺産・五箇山棚田コーリャク隊、地元・関係者など約120名が参加し、17区画・約2000平方メートルの広さの棚田で稲刈り作業を行いました。
 相倉集落での棚田オーナー事業は今年で12年目を迎え、五箇山農業公社や南砺市などでつくる『みんなで農作業の日』in五箇山実行委員会の主催で行われました。開会式の後、稲刈り作業の説明を受け、5月22日に田植えをして黄金色に実った早生品種「てんたかく」を、稲刈り鎌による手刈りとワラでの稲縛り、乾燥させるためのはさ掛けを、見頃のコスモスや観光客らが見守る中、汗を流しながら楽しく行いました。

稲刈り
稲刈り

稲刈り
稲刈り

稲刈り
はさがけ

氷見市長坂の棚田オーナー田(稲刈り・はさ掛け)

平成28年9月24日(土)
 氷見市長坂地区では今年で18回目となる棚田オーナー事業の稲刈り作業が行われました。今年も県内外から21組の棚田オーナー登録があり、この日はオーナーの他、市内の外国語指導助手(ALT)や福祉施設関係者、一般市民、地元関係者など、総勢約200人が参加しました。
 開会式で、木和田長坂区長、本川氷見市長、南JA氷見市理事、高野地方創生アドバイザーからの挨拶があり、その後地元「椿衆」の方々から、稲の刈り方や稲わらの束ね方・縛り方などの指導を受け、4ヶ所のオーナー田に分かれて作業を始めました。前日まで降雨が続き、田面にまだ水が残っている場所もありましたが、この日は時おり青空も覗く穏やかな秋空となり、参加者は心地よい汗を流しながら稲刈りとはさ掛け作業を行いました。
 作業後、棚田最上部の高台では新米で作ったおにぎりとみそ汁をいただき、オーナーには、氷見うどん・はとむぎ茶など氷見市の特産品がお土産として配られました。また、10月には収穫した新米40kgが届けられます。

稲刈り
稲刈り

稲刈り
はさがけ

長坂棚田米

 長坂地区の棚田で育ったおいしいお米を、『長坂棚田米』としてブランド化を目指し、今後のいろんな展開が検討されています。