保全活動地区紹介
南砺市 杉尾(すぎお)
以前は各地で見られた楮
畑の景色を今に残す、貴重な棚田です。
電気柵設置
草取り作業
- 市町村名
- 南砺市(旧平村)
- 地域振興立法指定状況
- 振興山村、特定農山村、過疎地域
- 地区名
- 杉尾地区
- 集落活動の団体名と代表者名
- 東中江和紙加工生産組合 組合長 宮本友信
- 集落数
- 1集落
- 農家戸数
- 4戸
- 水田面積
- 4ha(楮畑面積:1.5ha)
- 地区の標高
- 300m
- 営農方式
- 水田:農業公社による基幹3作業管理
- 地区の現況
- 南砺市杉尾地区は、国道156号線沿いに位置し、周囲を山林に囲まれた山間地域である。地域内の棚田は、地域住民、農業公社の共同作業により、水稲の作付けが行われるほか、地域住民と東中江和紙加工生産組合により、1.5haの楮畑の栽培が行われている。楮は、国指定の伝統工芸である五箇山和紙の原料であり、戦後、五箇山で水稲が作付けされるまでは、五箇山全体で和紙の生産が盛んであった頃の風景を今に伝えている。
- 地区の活動状況
- 楮畑に都市圏住民を招き、五箇山和紙の生産には欠かせない楮の管理・収穫等の体験を通じ、五箇山和紙の魅力を広く理解してもらうことにより、この貴重な棚田の景観を継承しています。
楮の刈り取り作業
楮蒸し体験